デザイナーとはクライアント(仕事依頼者)の製品(または商品)に対する気持ちを代弁する広告物を作成してあげる人なのです。
よく、デザイナーと単語や響きだけで格好良く華やかに演出してあげることと思われがちですが、全然違います。
その商品を魅力的に見せて売り上げに繋げることが重要なのです。
他社との違いや性能などいろいろ要素がある中、最大限に演出してあげることがデザイナーの仕事です。
デザイナーはアーティストとは違うのです。
よく、若いデザイナーが間違った表現をデザインしてしまうことがあるのですが、まさに、この気持ちを忘れていることが原因なのです。
私たちデザイナーは依頼者(クライアント)がいて初めて仕事やお金が発生するのです。
クライアントはその製品(商品)の売上げを伸ばすために広告を依頼するのです。
アーティストのように私のデザインはこれですので買ってください。なんてことはないのです。
ですから、あなたのデザインを求めているのではなく、その製品(商品)を魅力的に演出しヴィジュアル化してくれるデザイナーに依頼するのです。
有名なデザイナーも同じ事を考えています。
まぁ、クライアントから見れば、そういう有名デザイナーに作ってもらうとブランド力というか「箔」が付くので使いたがることもあり、そうなれば少しぐらいの脱線は許されるのかもしれないですが(笑)。
でも、デザイナーと呼ばれる人達すべて、そういう考えであってほしいです。
デザイナーはクライアントとユーザーの間に立って製品(商品)をこの世に存在させる為の役割なのです。
ですから、あまり良くないデザインをすれば、ユーザーに大したことない製品(商品)と思われるものが出来てしまうわけです。
「良い物はどんな広告でも売れる。」なんて言葉も良く聞かれますが、最低限の情報すら伝えることが出来なかったら、その「良い物」なんて伝わらないことになりますからね。
皆さんも「自己満足デザイン」には気をつけましょう。
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