最初は1つの仕事を任されるなんて事ありえませんが、あなたが今、どの部分を手掛けているかを認識することは大事なことです。
教えられた事だけをやっていると、あなた自身も「なんかつまらない。」と思ってしまうでしょう。
しかし、どの行程であなたの手掛けた物が使用されるのかが解ってくると、「もう少し、こうしてあげよう。」と新たな発見や気配りが出来るようになるのです。
打ち合わせ(オリエンテーション)
今回の仕事内容を確実に聞いてきましょう。
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スケジュールを立て、予算、メンバーを決める。
デザイナー、コピーライター、オペレータなどチーム編成するのか、または1人で作成するのか、または外注するのかなどを決める。
印刷会社が必要なときもこのタイミングで相手に伝えて置いた方が良いでしょう。
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企画とともに方向性、ビジュアルを決める。
※作成するものが決まっていればビジュアルのみ考える。
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企画書を作成する。(デザインのカンプも作成)
※作成するものが決まっていれば企画書はいりません。
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提案(プレゼンテーション)
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方向性が決まったら、デザインを煮詰め、最終提案する。
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デザインが決まったら、撮影、イラストなど本番用の材料を用意する。
撮影が必要であればラフや見本となる印刷物を用意するなどしてカメラマンと円滑に打ち合わせを行いましょう。イラストも外注するなら同じです。
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すべての材料が揃ったところでDTP作業(版下作業)
※クライアントに見せる前には必ず内校することを忘れずに。
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クライアントにチェックをお願いし、何度か修正、訂正してOKが出れば、入稿準備となる。
※遅くともこの段階でいつに印刷会社に入稿できるか判断し連絡を入れましょう。
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入稿
※入稿が済んでから校正がでるまでは休憩できます(笑。
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校正
色味、版ズレ、写真違いはないかなどを特に慎重に見ていきましょう。文字の校正はクライアントと共に頑張りましょう。
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下版
※下版が済んでからは、もう手を加えることは不可能です。
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納品
※印刷会社が部数、納品日、納品先を間違えず無事に届けてくれることを祈りましょう(笑
これらが一通りの仕事の流れです。
このレベルは「アートディレクター」並みですが知っていて損はないでしょう。
先ほども言ったとおり新米デザイナーにはここまでやらせてはくれません。
「今の自分はどの部分を手伝っているのか」または「今必要とされるデザインのクオリティとはどんなものか」を判断できる為の参考にしてください。
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